破天荒フェニックス〜厚さ2.7cmの本に挑戦とリスク、絶望 と熱意が込められていました

これから何か挑戦をしようと思っている人は必ず読んだ方がいい

読んだ率直な感想を言うと、『これから何か挑戦をしよう』と思っている人は必ず読んだ方がいい、「経営リスクオンパレード事例集」と行ったかんじの本です。

正直自分自身、自分を過信したり、大きな挑戦をしても大丈夫なんじゃないか?と思っていたのですが、そんな自分の甘さを徹底的に打ちのめすような、圧倒的な危機の連続と、ギリギリで回避されるスリルに、本を閉じたいのに閉じれない、猛烈な引力を感じました。

一般的なビジネス書には、成功するための方法や成功した手段だけが記載されていますが、これだけ、危機と失敗を壮絶なリアリティを持って伝えてくれるものは、そうそう見つからないのではないかと思います。

破天荒フェニックスは読破すべき

読破と書いたのには理由があって、何しろこの本、2.7cm (測りました)もある超大作なんです…。

2.7cmもあるので内容も濃く、状況も事細かに書かれていて、なおかつ不必要な記述は徹底的に排除されていることが、壮絶なリアリティと猛烈な引力を生み出しているのだと思います。

僕は最近ビジネス書を読むときは、かい摘みながら読む方なのですが、あまりのリアリティさと熱意に、1字ずつ読まざるを得ませんでした。

読み物としてはかなり長いのですが、読破したからこそ感じるものがあるので、せっかくなのでぜひ読破していただきたいです。

この物語はフィクションだけどノンフィクションなのだろう

中の人ではないのでわかりませんが、書かれていることのほとんどが、ほぼ事実として認識して良いのではないかと思います。
Newspicksでの田中社長のイノベーターズトークでもありましたが、もっと登場人物も多かったようですが、ビジネス書として売れるために、登場人物を絞ったり字数を決めて行ったそうです。

【田中修治】マーケティングを駆使した、ビジネス小説出版秘話
https://newspicks.com/news/3280651

個人的には今年一番、読んでよかった本

ビジネス書は割と読むのですが、この本を今回読めたのはとても良かったと思います。
自分はかなり楽天家でリスクを甘く見てよく失敗するタイプなので、これからチャレンジをするときに、先に「どんなことが起こりえるのか?」「どう言う状態なら挑戦すべきなのか?」を予め教えてくれた、と言うイメージです。

そのため今年一番、自分の中に強烈に印象に残った本になりました。
もし「成功」しか綴っていないビジネス書に飽きてきていたら、「破天荒フェニックス」は本当にオススメです。

pocketlinehatebuimagegalleryaudiovideocategorytagchatquotegoogleplusfacebookinstagramtwitterrsssearchenvelopeheartstaruserclosesearch-plushomeclockupdateeditshare-squarechevron-leftchevron-rightleafexclamation-trianglecalendarcommentthumb-tacklinknaviconasideangle-double-upangle-double-downangle-upangle-downstar-halfstatus